地域には、未だデジタル化されていない貴重な文化資源がたくさんあります。図書館等が保管する古地図や古文書、博物館や美術館が保有する収蔵品、市町の歴史民俗資料館等が持つ民具など様々です。

私たちは、これらを未来に伝えるためにデジタルデータ化し公開することに取り組んでいます。

2019年3月、弊社では、佐賀県立図書館データベースを刷新し公開しました。それまで個別のデータベースに保存されていた各種データを、一つの管理システムにまとめ横断検索等の機能を実装しました。また、公開した資料のうち28,000点以上のライセンスをパブリックドメイン(オープンデータ)とし、閲覧には、国際的なデジタルアーカイブ規格「IIIF(トリプルアイエフ)」を採用しました。

デジタルアーカイブのオープンデータ化は、私たちが取り組む事業の中でも、特に重視しているところです。様々な歴史的価値のある資料をデジタル化しウェブ上に公開するだけでなく、誰もが自由に2次利用できるようにすることで、これまで進まなかった研究が始まったり、地域経済への好影響が起こったり、市民による利活用を通じシビックプライドの醸成にもつながると考えています。

弊社では、システム構築だけでなく、サービスの戦略的な設計から、構築したデジタルアーカイブの利活用まで、幅広くご提案していきます。