弊社は、次代の地域メディアを研究するラボラトリーとして2010年3月に創業しました。加速度的なスピードで進化を続ける情報通信技術と、比較的緩やかな変化を続ける地域社会とを最適に結ぶためには、絶え間ない研究開発が必要だとの思いから、“ラボラトリー”を社名にしました。

創業当初、地域メディアのこれからをメーンの課題に、メディアコンサルティング業務をメーンに行ってきましたが、そこから派生し、地域情報化、まちづくり、地方創生、スマートシティへの取り組みと、年々業務範囲も広がってきました。その広がる業務の中でも、常にラボラトリーとしての位置づけを保ち、新たな情報通信技術と地域社会をつなぐための研究開発に取り組んでいます。

2017年と2019年には、総務省の戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)に採択いただきました。ウェブ上に散在する地域情報をスクレイピングしデータ構造化、スマートスピーカ等のデバイスを通じ生活者に届ける仕組みを開発し社会実装すべく、現在も研究を進めているところです。また、2019年度には、佐賀県が実施する「令和元年度 佐賀県AI・IoT等技術活用可能性実証事業」にも採択いただき、公共交通の最適化を目指し、ライダーセンサー等を活用したバス乗降データの取得と分析を行う予定です。

弊社では、創業10年目を迎える2019年、この研究開発部門に力を入れるべく全スタッフを“研究員”と位置づけ、各自のテーマを掲げ研究開発業務に当たることにしました。

ローカルメディアラボは、これからも地域社会と最先端の情報通信技術をつなぐ研究開発と実装に力を注ぎ、新しい地域社会を築いていくため礎を築いていきます。