前近代日本-アジア関係資料デジタルアーカイブのウェブサイトを公開しました

2024年からサポートさせていただいておりました、九州大学文学部が取り組む「前近代日本-アジア関係資料デジタルアーカイブ」の構築が完了し、この度ウェブサイトを公開しました。

2024年のお知らせ

資料にテキストデータを紐付け、原文・読み下し文・人物・年表・地図情報なども表示できるTEI(Text Encoding Initiative)ビューワーを実装しています。資料の画像とテキストが同じビューワー上で表示され、さまざまな角度から資料を閲覧できます。
また、IIIFの機能を活用したデジタルストーリーテリングでは、ビューワー上に資料の説明・注釈を表示させ、まるで物語の絵巻物のように画面をスライドしながら資料と説明を見ることができます。

TEIビューワー「室町幕府奉行人連署奉書」
デジタルストーリーテリング「蒙古襲来絵詞 (模本)」

これまでの資料を視覚的に“見る”から、その本質的な価値を引き出し、深く“知る”ための新しい体験を提供できるようになったと思います。

デジタルアーカイブは、構築後にどのように利用価値を広め高めていくかが大切です。弊社でも最新技術のTEIも含め資料の利活用方法を模索しながら、その価値を広めていきたいと思っています。貴重な資料を未来永劫残すべく引き続きデジタルアーカイブ事業に力を入れていく所存です。

九州大学が帝国大学時代から収集してきた価値ある資料を”知る”新しい体験を楽しんでいただければと思います。

前近代日本-アジア関係資料デジタルアーカイブ