佐賀大学教育学部附属中学校にてデータサイエンス講座に登壇しました
2025年に入ってから県内中学校で開催している、佐賀県統計協会主催のデータサイエンス講座。
第2段として2025年6月3日(火)、佐賀大学教育学部附属中学校にて開催され、この講師に牛島が登壇しました。

今回の参加者は3年生4クラス(約140人)。
各クラスずつ50分授業にて、データサイエンスの基礎を学びました。
前半は、弊社の業務で目にするデータの紹介から入り、データとは何か、なぜ必要なのかをインプット。
次にデータを見るときの注意点として、昨今陥りがちな「フィルターバブル」「エコーチェンバー現象」に触れ、「その場に集約されたものがすべてではない」ということを伝えて、ハンズオンに入っていきました。
後半は班に分かれて、公開された二つのデータプラットフォームを見ていきました。
ひとつめは、さが統計情報館。
3月末に更新された『佐賀県の全国ベストテン-2025年版』をみて、魅力度ランキングは47位でも、佐賀県にはたくさんの1位があることを発見していました。
ふたつめは、地域経済分析システムRESAS。
自分が住む町の人口ピラミッドや人口推移をみて、どのような形をしているか、県内のほかの市町と比べてどのような違いがあるかを見ていきました。


生徒の皆さんは、佐賀県のランキングや自治体ごとのグラフの違いを見て、「佐賀ってこんなに1位があるんだ!」「将来、自分の世代から下の世代はもっと少なくなる、増えているまちもある」と気付きを得ていました。


「データで未来を予測して、抱える問題をどうやって解決できるかを考える力が必要。まずはデータを見て気づきを得て、なぜこうなっているかの背景を調べていくことで理解が深まる」ということを伝えて、結びとしました。
3年生は卒業研究があるとのこと。探究学習においてデータを探す際に、今日のことを思い出してもらえたらと思います。