デジタルアーカイブシステムの海外展開について
弊社は、この度、総務省が展開する「安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業」令和6年度地方枠に採択されました。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin09_02000164.html
提案内容は、弊社で展開する公共図書館向けのデジタルアーカイブシステム(ローカルメディア・デジタルアーカイブシステム/通称:LMDAS)のアフリカでの展開を検討、実証すること。まずは日本ともご縁の深い国エチオピアで、地元スタートアップの協力を得ながら展開を試みます。
弊社では、歴史資料のデジタル化とその活用の可能性を、創業間もない頃からリサーチしてきました。国内でのOpenGLAM(Gallery・Library・Archive・Museum)の取組をウォッチするだけでなく、海外の公共図書館における所蔵資料のアーカイブ化、オープンデータ化にも注目してきました。また世界標準のビューワー(IIIF)や、ライセンス体系(クリエイティブコモンズ)にも着目し自社サービスに取り入れてきました。その一つの成果が、佐賀県立図書館データベースです。
https://www.sagalibdb.jp/
私たちがこれまで積んだ経験と培ってきたアイデンティティーは、世界共通のものだと考えています。自国(地域)の歴史や文化をデジタルアーカイブし世界中の人々と共有することが、自らのシビックプライド醸成につながり、それが文化として地域に脈々と根付いて行くものだと信じています。
弊社にとって海外での取組は初めてのことです。言葉や文化の壁を越え、デジタルアーカイブシステムがその地域のお役に立てることを夢見ながら、そして楽しみながら、当事業に取り組んでいく所存です。
9月には、第1回目の渡航を計画しています。詳細は、弊社FacebookページやInstagramアカウントでお伝えしていきます。
https://www.facebook.com/LocalMediaLabs