「データ駆動型スマートシティ実現に向けた防災を例とした地域情報アーカイブとオープンデータの構造的整理の研究開発」を実施しました

2019年度、総務省の戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)として採択された「データ駆動型スマートシティ実現に向けた防災を例とした地域情報アーカイブとオープンデータの構造的整理の研究開発」について、当初の計画通りに開発を進め、2020年3月末をもって研究開発を終えました。また、終了報告書を5月に提出し、7月末には評価委員の先生方から、評価のコメントをいただきました。

弊社では、以前より日常生活に必要な地域情報が、様々なウェブサイト上に様々なフォーマットで散在していることを課題として認識しており、2018年にもSCOPEの取り組みで、地域情報をスクレイピングし整理する研究を行いました。

今回は、その研究内容をより深め、防災に関するデータをスクレイピング、オントロジーの技術を使いデータを構造化しました。収集したデータは、佐賀県が10分おきにウェブサイト上に更新している河川水位情報や、安心安全に関するメールサービス。これらから必要な要素を自動判別し構造化データとして取り出し、データプラットフォーム(FIWARE)に蓄積しました。また、FIWAREのAPI経由で、AmazonEcho向けの情報サービス、LINEBot向けの情報サービスを試作しました。

本研究は、総務省の令和元年度戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の支援を受け実施しました。また、本システムの開発にあたっては、佐賀大学の堀良彰先生、吉賀夏子先生に研究分担者としてご協力いただきました。厚く御礼申し上げます。

弊社では、今回の研究開発の成果を生かしながら、今後もデータ駆動型のまちづくり、スマートシティの実現に向け、様々なプロジェクトを展開していく所存です。

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