KIAI総会及び記念シンポジウム

6月23日(水)、九州情報通信連携推進協議会の22年度総会及び記念シンポジウムが開かれました。私は、会員ではないのですが、シンポジウムのパネラーにとお声がけをいただき、これからの地域メディア像と、その中で協議会が担って欲しい役割というテーマでお話してきました。

記念シンポジウムのプログラムやパネルの資料などは、協議会のウェブサイトに早速アップされています。私の分もありますので、ご興味のあるかたは是非ご覧ください。また、ご質問やご指摘などもいただければありがたいです。

「地域情報化」というキーワードがでてきて久しいのですが、これは今、転換点にきているのではないかと思います。もともと地域情報化という言葉自体が、大きな概念で、色々な要素を内包するので、一概に論ずることはできないのかもしれません。ただ、これから起こることは、インターネットが、これまでの限られた人たちのための限られた用途のための道具ではなく、日常生活のあらゆる場面で自然に接する道具になる、いわゆるコモディティになるということです。

これまで、このフィールドでは、インフラ整備と、どう使えるかという実証の分野で盛んに活動が進められてきました。これからは、継続性の高いサービスやビジネス、さらには情報の媒介としての新しいメディア創出など、鳥の目と虫の目をもちつつ、新しい感覚でデザインしていかなければならないのだと思います。

パネルでは、そんな思いを込めお話をさせていただきました。

九州情報通信連携推進協議会(KIAI)は、今回の総会をもって、(社)九州テレコム振興センターと組織統合することが発表されました。今後ますます、インターネットを活用した地域創り、地域連携にご活躍されることを願っています。