ホワイトスペース利活用検討研究会

ご報告が遅くなってしまいましたが、5月25日に福岡市で開かれた、九州地域ホワイトスペース利活用検討研究会キックオフ・記念セミナー(九州情報通信連携推進協議会主催)に参加してきました。

ホワイトスペースとは、テレビ放送電波の隙間にある空き周波数帯域のことで、地デジ化が完了したあとにこの電波資源をいかにして有効活用していくかということが、国内でも本格的に議論が始められています(詳細は総務省のサイトでも公開されています)。ただ、法改正まで含め課題山積の現状で、まさにこれから制度、技術両面から精査されていくことになるようです。

今回のセミナーでは、私も、新しい地域メディアづくりの観点からプレゼンさせていただきました。

ホワイトスペースを使って何をするかではなく、ホワイトスペースも使ってユーザー利益を最大化するメディアづくりというスタンスで、ハイパーローカル、インタラクティブ、リアルタイム、同期型コミュニケーション等をキーワードに話を進めました。詳細は九州情報通信連携推進協議会のウェブサイトで紹介していただいています。

まだ未開のフィールドで、これから技術的な研究、法整備、実証実験が繰り返されることになると思います。ただ当たり前のことですが、道路整備が目的化するのではなく、その道路を使ってどのように新しいマーケットを開いていくのか、さらには、人々の生活をいかにして便利で豊かにするのかといったグランドデザインが、今こそ必要なのだと改めて感じました。

研究会には100人以上が参加。UST中継もされました。