ゆのまえの食と農を考えるシンポジウムに参加しました

弊社では、8月27日、熊本県球磨郡湯前町で行われた「ゆのまえの食と農を考えるシンポジウム」のワークショップ運営を担当させていただきました。シンポジウムは、今年度下期にシリーズで開催、今回はキックオフミーティングとして、町民と町外から来た大学生10名が一緒になって湯前の6次産業化について考えました。

シンポジウムでは、まず、野菜ソムリエの桑原ナミさんが『地元食材に隠された魅力』というタイトルで基調講演されました。野菜ソムリエの活動の話や、食に関する地域活性化の事例紹介、そして湯前の食材を使ったブランドづくりに向けての提言がありました。

その後、地元の皆さんと参加学生が4つのグループに分かれてワークショップを行いました。グループは、湯前の特産品である米、野菜果物、山菜、加工品の4つ。それぞれその食材が持つ強みや弱み、これからどういう展開が出来るかなど、ブレーン・ストーミング方式で自由に意見を出し合いました。それぞれのグループでは、湯前の事をあまり知らない大学生が地元の方の話を聞き、若者、よそ者の目線で自分の考えを述べ、活発な意見交換が続きました。

シンポジウムの後は、ゆのまえ温泉湯楽里で、湯前の郷土料理「ほねかじり」や地元食材、林酒造の米焼酎「極楽」をいただきながら懇親を深めました。

翌28日は、湯前にある下村婦人会の市房漬加工場と、球磨焼酎極楽を生産している林酒造を見学させていただきました。

今後、3回にわたってワークショップが行われます。このワークショップをきっかけに、町民のみなさんが気づかなかったいいところや困っている事を外から来た大学生が取り上げ、解決策を一緒に考えていく事で、湯前のいいものを全国に発信できればと思います。

今回のレポートは、インターンシップの一ノ瀬が担当いたしました。

人吉球磨地方の地域紙「人吉新聞」に掲載していただきました。