地域情報化シンポジウムin肝付に参加しました

報告が遅くなってしまいましたが、先日予告したように、1月26日、27日、九州地域情報化シンポジウムin肝付(九州テレコム振興センターなど主催)に参加してきました。昨年の大分県九重町に続き2回目の参加になります。シンポジウムでは、基調講演、地元小学校と立命館アジア太平洋大学(大分)の遠隔交流授業、パネルディスカッションから、全国6か所の銀河連邦参加自治体をつないでの交流セッションまで、とても濃いプログラムが準備されていました。私は、パネルディスカッションに登壇させていただき、「メディアの概念が変わる時代だから、上手い情報発信者になりましょう」という趣旨のお話しをさせていただきました。

肝付町は、鹿児島県、大隅半島の南東部に位置する町です。最近になってブロードバンド環境が整備され、これから官民で協力しながら、この利活用策を具体化させていこうというフェーズにあるとのことでした。情報化を地域活性化につなげていきたいとおっしゃる自治体の方、大隅の自然など豊かな資源を生かし「癒し」をベースにした新しいプログラムを提案していきたいとおっしゃる方、また、ネット環境整備により、どんな新しいオンラインゲームができるようになるかと期待されている方、本当に様々な方とお話しすることができました。

ただ、多くの町民は、まだインターネットを使うことで何が変わるのかをイメージできていらっしゃらないのだと思います。そんな中で、整備された環境をどう使いこなしていくのか。そして、爆発的に増える情報とどう向き合い、またどのように上手く発信していくのか。情報を伝える相手が誰で、何を目的としているのか。様々な可能性がこれから広がる分、生活者志向の壮大なグランドデザインも必要なのだと、改めて感じました。

インターネットを日常生活の中で使いこなしていく、という自分にとっては当たり前になりつつあることの根っこの部分を、改めて考え直すいい機会になりました。

シンポジウムの詳細は、九州テレコム振興センターのサイトでレポートされています。

※写真は、九州テレコム振興センターのサイトからお借りしました。